○PGP 日本語版 PGP 6.5.1ckt - Build:07 - jp a6 2000/11/26 ※※※ 注意 ※※※  日本語版を動作させるには、以下の二つのソフトが必要です。 ☆ PGP 6.5.x の英語版    http://www.ipgpp.com/ ☆ NKF32.DLL    http://www2.tokai.or.jp/uminchu/runtime.html#NKF ●目次 ◇ お知らせ ◇ PGP の日本語化 ◇ ダウンロード ◇ インストール ◇ JIS コード処理 ◇ 既知のバグ ◇ TODO ◇ 注意事項 ◇ 変更履歴 ◆お知らせ  このバージョンは、PGP 6.5.1ckt - Build:07 をベースにしているので、 注意してください。オリジナルに比べ、多少機能が増えています。鍵サイズ など、何点か拡張されていますが、拡張機能を使用する際は気を付けてくだ さい。なお、PGP6.5.1ckt 自体は、下記のところより入手可能です。 http://www.ipgpp.com/  知っている方も多いと思いますが、このバージョンの PGP は、ADK バグ に対して、ADK の機能をカットするということで対処しています。現在、 完全に対応した PGP6.5.8 の日本語対応を行っていますが、しばらく時間が かかります。心配な方は、対応したバージョンをお使いください。詳しくは、 下記の Daa 氏のページなどを参考にしてください。 http://www.cla-ri.net/pgp/adk.html  また、PGP6.5.1ckt をマージしたため、見た目上、鍵サーバの表示数が 減ってしまうようです。初期値に戻したい場合は、設定ファイルを削除して ください。「PGPclient.dat」というファイルを探し出して、削除すると、す べて元に戻ります(他の設定も元に戻るけど・・・)。  このバージョン(a6)から、PGPdisk も一緒に配布することにしました。 PGP 6.5.1ckt をインストールすると、一緒にインストールされているかと 思います。また、新たに PGPfone も一緒に入っています。 ◆PGP の日本語化  前回に続き、PGP の新しいバージョンである 6.5.1i を日本語化しました。 もしかしたら、こんなものでも使いたいと思う方がいるかもと思い、公開し ています。日本語化した部分は次の通りです。今回は、日本語固有の機能 (文字コード変換)の機能を付加しました。これは、小牧 実 さんが 「PGP 5.5.3i漢字コード変換」として公開なさっているものを元に行いまし た。快諾してくださった、小牧 実 さんありがとうございます。 ○メニュー・ダイアログ・String の日本語リソースの追加 ○コード中のメッセージを日本語に変更 ○JIS で暗号化/署名/検査 機能 ○メールプラグインでの JIS コード処理  なお、前回行った、検索画面の検索条件の並びの変更は行っていません。  まあ、使用してみればわかる通り、怪しい訳が乱発しています。私の英訳 の能力は、限りなく0に近いので、訳の方は期待しないでください。英語よ りかは、多少はマシかなと言う程度です。もし、おかしな訳があったら ご指摘下さい。 ◆ダウンロード  現在の PGP 日本語版の最新バージョンは次のところで配布しています。 http://www.hizlab.net/pgp/ ◆インストール  実行ファイルは、インストーラを用意していません。お手数ですが、以下 の手順に従って日本語版をインストールしてください。ただし、Windows の システムフォルダにインストールする、拡張子が「dll」のファイルに関し てのみ、インストールを簡単に出来るものを用意しました。 1. PGP 6.5.1i の英語版のインストール。 これは、PGP6.5.x ならどれでも大差ないようです。私は、PGP6.5.3 をインストールしました。また、PGP 6.5.8ckt でも、問題ないようで す。 2. タスクトレイに常駐している PGPtray を終了する。 (画面右下の鍵のアイコンを右クリックして、Exit を選択) 3. 配布ファイル内の INSTALL.INF を右クリックして、「インストール」 を選択。これにより、Windows のシステムフォルダに dll がコピーさ れます。「再起動しますか」と出ても、ここではまだ、再起動する必 要はありません。 4. 配布ファイル内のアプリケーション(拡張子が「exe」のファイル) を、PGP をインストールしたフォルダにコピーして上書きしてくださ い。もし、PGP をインストールしたフォルダに、同じファイルがなけ れば、そのファイルはコピーする必要はありません。 5. コンピュータを再起動。 ※ Eudora ユーザの方は、PGP プラグインを入れ替えために、次の操作もし てください。 1. Eudora を終了させる。 2. Version 4.x をお使いの方は、「PGPEudoraPluginV4.dll」を、 Version 3.x をお使いの方は、「PGPEudoraPlugin.dll」を 「PGPplugin.dll」という名前に変更して、Eudora の Plugins フォル ダにコピーして上書きしてください。 ◆JIS コード処理  このバージョンには、小牧 さんのソースを元に、JIS コードによる処理を 取り込みました。英語版に比べ、次の機能が追加されています。 ・JIS で復号化と検査 (PGPtray)  内部で文字を JIS コードに変換して、復号化と検査を行います。 ・JIS で暗号化と署名 (PGPtray)  内部で文字を JIS コードに変換して、暗号化と署名を行います。 ・JIS で署名 (PGPtray)  内部で文字を JIS コードに変換して、検査を行います。 ・JIS で暗号化 (PGPtray)  内部で文字を JIS コードに変換して、復号化を行います。 ・JIS へ変換 (テキスト ビューア)  ビューア内の文字を、SJIS から JIS コードに変換して表示し直しま す。このボタンだけでは、クリップボードの中身は変化しません。 ・SJIS へ変換 (テキスト ビューア)  ビューア内の文字を、JIS から SJIS コードに変換して表示し直しま す。このボタンだけでは、クリップボードの中身は変化しません。 ・メールプラグインの送受信を JIS で処理  メールのプラグインの機能で、送受信を行う際の PGP による署名/暗 号化/検査 の処理を JIS コードとして処理します。NKF32.DLL が無い 場合は、デフォルト(SJIS)のまま処理してしまい、見た目にはなにも 変わらないので注意してください。 a3 より、配布している全てのメールプラグイン(Outlook Express, Outlook 2000/9x, Exchange, Eudora)に対応しています。  これらを動作させるには、NKF32.DLL というのが必要です。下記の NKF32.DLL の配布ページより入手可能です。 http://www2.tokai.or.jp/uminchu/runtime.html#NKF  ダウンロードしたら、中にある NKF32.DLL を Windows のシステムフォル ダにでもコピーしておいてください。 ◆既知のバグ  日本語化した際に、いくつかバグがあるのがわかっています。 ・セキュアビューアが日本語を表示できない  日本語を含んだ文字を、セキュアビューアで表示しようとすると、 文字化けします。原因は分かっていますが、解決が面倒そうなので、 放っておいてあります。セキュアビューアで表示させるかどうかは、 暗号化時に指定できるので、致命的かも(おいおい)。 ・Outlook Express のプラグインの機能が Windows NT 下では動かない  Windows NT に、Outlook Express のプラグインをインストールし、 暗号化/署名をチェックしたまま「送信」とすると、「失敗しました」 というメッセージが表示されます。Windows 98 では、きちんと動作し ています・・・。原因は分かっていますが、解決方法がわかっていま せん。情報を待っています・・・。 ・PGPfone が遅い?  gsm というライブラリの Windows 版が入手方法が分からず、Sun Site より UNIX 版を取ってきてコンパイルしました。で、もしかした ら、このコンパイルが悪いかもしれません。PGP のソースに手を入れ ないとコンパイルできなかったから・・・。 ◆TODO  以下の要望が来ています。対応したいとは思っていますが・・・。 ・PGP6.5.8ckt-build07 対応  現在、作業を進めていますがしばらく時間がかかります。 ・インストーラの作成  InstallShield がねぇ・・・。 と言っていたら、PGP user さんが作られて配布しています。 http://pgp-jp.n3.net/ からどうぞ。 ・上記バグの対応  私のスキルがねぇ・・・。 ◆注意事項  このプログラムは無保証です。使用される場合は『個人の責任において』 使用して下さい。このプログラムを使用して、何らかの問題が発生しても当 方では一切責任は負いません。くれぐれも本人の責任のもとで実行してくだ さい。  まあ、お約束ということで・・・。バグや、誤訳に関しては、時間があれ ば、積極的に直していこうとは思っています。 ◆変更履歴 ・a6 (2002/04/08) ・READMEJ.TXT (これ) を更新 ・a6 (2000/11/26) ・PGPfone も日本語化 ・PGPdisk も一緒に配布 ・PGP6.5.1ckt - Build07 ベースに変更 ・バージョンリソースも日本語版にする ・PGP 鍵リングの初期フォルダ名を日本語にしてしまっていたのを修正 ・a5 (2000/10/13) ・日本語処理全般で、不正な処理を行うケースがあるのを修正 (なかなか直らなくてごめんなさい・・・) ・パスワードを入力するフォームが崩れていたのを修正 ・PGP.exe を使用したとき、おかしな日付が帰ってくるのを修正 ・a4 (2000/07/05) ・Eudora v3 用プラグインで PGP/MIME な処理が SJIS で行われて いたのを修正 ・Eudora v4 用プラグインがまったく動いていなかったのを修正 ・Outlook Express プラグインで、文字が欠落するのを修正 (SJIS で 0xA0 を使ってる文字がすべて落ちてました・・・) ・Outlook Express プラグインが、不安定なのを修正 ・ファイルを暗号化し、復号化したときにファイル名が化けるのを 修正 ・PGP6.5.1ckt Build:05 をマージ ・PGPkeys で、グループを表示していると、表示が少しおかしくな るのを修正 ・訳や、表示がおかしいところをいくつか修正 ・a3 (2000/01/24) ・全てのメールプラグインを JIS で処理するように修正 ・日本語を、正常にワードラップ出来るように修正 (英語版のワードラップって、条件によって 1 文字消えない ?) ・半角カタカナの入った文を JIS 処理するときに文字化けするのを 修正 (かねこ@にふち さん、アイディアありがとう) ・クリップボードのテキストビューアに署名/暗号化/検査のボタンを 追加 ・PGPlog に鍵 ID の欄を追加 ・訳や、表示がおかしいところをいくつか修正 ・a2 (1999/12/31) ・ベースのソースを 11/25 版にマージ ・自己復号アーカイブが作成できなかったバグを修正 (Daa さん、ご指摘ありがとう) ・PGPdisk 対応 (入手は別途) ・訳がおかしいところをいくつか修正 ・a1 (1999/12/24) ・初公開 Seigo Arai (a.k.a. Hizuya Atsuzaki, Seigo Hashiya)