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Apache のインストール

まず、ソースを展開し、展開したディレクトリに移動します。

> tar xzvf apache_1.3.26.tar.gz
> cd apache_1.3.26

次に、configure スクリプトを実行します。PHP モジュールなどを組み込めるようにするために、DSO と呼ばれる機能をサポートするようにします。ここは、私の好みで、デフォルトで組み込まれるモジュールを、DSO としてコンパイルします。また、インストール先は /usr/local/apache の下にインストールされるので、変えたい場合は、--prefix=/usr/local/apache-1.3.26 などとしてください。もし、一部のモジュールがライブラリ不足でコンパイルできない場合は、--disable-module=auth_dbm などと指定してください(この例だと、auth_dbm 以外すべてのモジュールをコンパイルすることになります)。

> ./configure --enable-module=most \
              --enable-shared=max

そして、make を行います。

> su
# make install
# exit

Apache を起動させる前に、Apache が使用する Port 番号を確認してください(どうも、最近の Apache は、root 以外で configure をすると、8080 番を使うようにインストールされるようです)。/usr/local/apache/conf/httpd.conf ファイルを開いて、「Port 数値」と書かれた行を探してください。「Port 80」か「Port 8080」と書かれた行が見つかるはずです。普通は、80 を使うので、「Port 80」と変更してください。

Port 80

変更できたら、root で起動してみます。

# ./apachectl start

うまく起動できたでしょうか。ps コマンドで確認してみましょう。

$ ps acux | grep httpd

たぶん root 権限で動いているのが一つと、nobody 権限で動いているのが5つくらい表示されますが、それで正常です。

httpd は、コンピュータが再起動する度に起動する必要があるので、rc.local(RedHat の場合、/etc/rc.d の下にある)などの起動スクリプトに記述しておく方が良いかも知れません。Slackware の場合、/etc/rc.d/rc.httpd と言う名でファイルを作っておくと、自動で実行されます(rc.M から呼ばれている。実行属性を付けておく必要がある)。

これで終了です。ただ、最近の apache はバージョンアップの度にディレクトリ構成とか、管理方法が変わっているので、バージョンが違うと細部の説明が違っているかも知れないけど。

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