[ホーム] -> [Aache + PHP + PostgreSQL 実験室]

まずは、インストール

みんなコンパイル

私自身は、昔は Slackware な人間でしたが、今は RedHat な人なので rpm を使ってます。一部のソフトは rpm が最新ではなかったり、日本語のパッチが当たっていなかったりするので、私が作った rpm も置いてあります。ただ、rpm が使えない人もいると思いますので、一応すべて自分でコンパイルする方法を説明いたします。

rpm を持っていく場合は、注意点があります。ここに置いてある RPM は、RedHat 6.2 用ですので、7.x に入れると、man ファイルとかが、標準外のディレクトリにインストールされてしまうと思います。また、6.2 でも、RPM は 4.x にアップデートしておく必要があります。インストールするときに、他のファイルが必要と言われたら、ここにあるかもしれないので、探してみてください。無いものに関しては、オフィシャルの RedHat から入手できると思います。

こちらの動作環境

こちらで実験し、動作確認を行っている環境は、RedHat Linux 6.2Jです。Linux ならばだいたい大丈夫なように説明をするつもりですが、私の説明では、トラブルに見回れるかも知れません(こらこら)。もし、「ここはこうした方が言いとか、こういう問題が起きるけど、こういう風にすれば、解決できます」とか情報があったら、私宛てにメールをして頂くと、暇をみて反映していきたいと思っています。

事前に用意しておくもの

当然のことですが、私の説明では、あなたがサーバを自由に変更できるのを前提としています。もし、あなたが root でアクセスすることができなければ、管理者に相談してください(root 権限を持っている管理者に、手土産が必要かも知れませんね ;-p)。root 権限がなくてもインストールすることはたぶん可能ですが(HTTP のポートを8080などで提供したり)、その方法についてはほとんど説明はされていません。

殆んどのソフトウェアが、ソースで配布されているので、普通のコンパイル環境が必要です。make ユーティリティ、C コンパイラは必須です(まあ、普通入っているでしょうけど)。これ以外に、PostgreSQL では、flex(バージョン 2.5.2 または2.5.4 以上)が必要です(2.5.3 はバグがあるためコンパイルできない)。国内は、以下のところにあります。ここ以外でも、GNU 関連のソフトウェアが置いてあるところなら、すぐに見つけることができるでしょう。

また、PostgreSQL の中にある、psql というツールでは、readline ライブラリがあると便利です。それと、readline には、日本語パッチがあるので、それを当てるとさらに便利です。と言うか、当てないと日本語入力がしにくいです。

PostgreSQL

まず最初に、PostgreSQL をインストールしなければなりません。と、言うのは、PHP のコンパイル時には PostgreSQL のライブラリが必要だからです。と言うわけで、PostgreSQL からです。まず、以下のところから、ソース一式を入手してください。

各パッチに関しては、ftp.sra.co.jp においてある、jumbo-*.patch.gz が便利です。これは、すべてのパッチがまとめてあるので、ほかのパッチを個別に当てる必要がないからです。日付の一番新しいものを取ってきましょう。

Apache

次に、Apache のインストールです。ソースは、下記のところからダウンロードしてください。1.3 系列を対象としています。2.0 系列は、まだ PHP のサポートが「開発者向け」なので、もう少し待った方がいいと思います。コンパイル方法は、DSO(モジュールを設定ファイルにより Apache の起動時にロードする)の方が管理が楽なので、DSO をサポートするように説明をします。

PHP

最後に、PHP をインストールします。apache の DSO モジュールとしてコンパイルします。

また、PHP から gd ライブラリを使って PNG と、jpeg 形式の画像ファイルを作成することができます(昔は、GIF ファイルが作れたのですが、例のライセンス問題により、PNG に変わったようです)。その関係上、gd ライブラリのコンパイルには、zlib と PNG と jpeg のライブラリが必須です。PHP は、デフォルトで gd ライブラリをリンクしようとするので、gd ライブラリをインストールしてあると便利です。もっとも、gd ライブラリを使わないようにコンパイルすることも出来るので、いらなければ用意する必要はありません。

PHP のソースは以下のページからダウンロードできます。

動作確認

最後に動作確認ですが、PostgreSQL 、Apache はインストールの段階でしているはずなので、ここでは、それらが動いているという前提で話を進めます。Apache + PHP + PostgreSQL の組合わせですが、次の2つのファイルをダウンロードし、拡張子を、php(PHP のインストールで設定したもの)に変更し、サーバ経由でアクセスしてみてください。2番目を実行するときには、ファイルを開いて、2行目の "www" という値を、PostgreSQL に作成したユーザ名に変更してください。

  1. Apache + PHP のテスト
  2. Apache + PHP + PostgreSQL のテスト

両方成功していれば問題ありません。1だけ成功していなければ、

などが考えられます。両方失敗していたら、

などではないでしょうか。各ソフトウェアのインストール手順を見直してみてください。

ホームへ