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まず、ソースを展開し、展開したディレクトリに移動します。
> tar xIvf php-4.2.2.tar.bz2 > cd php-4.2.2
次に、PHP の configure
を実行します。ただし、結構オプションを付けなければなりません。configure
を --help
オプション付で実行すると、ヘルプが表示されるので見てみましょう。
> ./configure --help
必要なオプションを選択して、configure
を実行します。今回必要なオプションは、PostgreSQL 関係と、Apache 関係、それと日本語をサポートするためのオプションです。他のデータベースをサポートしたい場合などは、そのオプションも指定します。また、gd ライブラリをインストールしていない場合は、--without-gd
オプションを付けます。ここでは、gd ライブラリをインストールしているものとします。
> ./configure --with-apxs=/usr/local/apache/bin/apxs \ --with-pgsql=/usr/local/pgsql \ --with-config-file-path=/usr/local/apache/conf/php \ --enable-mbstring --enable-mbstr-enc-trans --enable-mbregex
これで make
をする用意ができました。make
を実行し、インストールしましょう。インストールは、apahce のディレクトリにインストールされるので、root
になる必要があります。
> make > su # make install
インストールが終わったら、PHP が使用する設定ファイルを用意します。php.ini-dist
というファイルが用意されているので、それを configure
を実行するときに指定したパスへ、php.ini
という名でコピーします。
# cd mkdir /usr/local/apache/conf/php # cp php.ini-dist /usr/local/apache/conf/php/php.ini
Apache から php モジュールが有効になるように、httpd.conf
ファイルを編集します。
# cd /usr/local/apache/conf
PHP で書かれたファイルを、PHP のモジュールに処理させるように、httpd.conf
ファイルのなかの php と書かれた行を探します。(以前は srm.conf
で設定していたものですが、1.3.4 から、すべて httpd.conf
に統一されたようです)最近の Apache には、最初から PHP 3.x と、PHP 4.x に関する設定が、コメントつきで書かれています。インストールしたのは、PHP 4.x ですので、PHP 4.x の設定部分を有効にします。
# モジュールをロード(LoadModule と書いてある一群の一番最後に加える) LoadModule php4_module lib/apache/libphp4.so # モジュールリストに追加(AddModule と書いてある一群の一番最後に加える) AddModule mod_php4.c # PHP ハンドラを追加(AddType と書いてある一群の一番最後に加える) AddType application/x-httpd-php .php .php4 AddType application/x-httpd-php-source .phps .php4s
ここまで終わったら、設定ファイルの設定が正しいかをチェックします。
# cd ../bin # cd ./apachectl configtest
「Syntax OK」と出たら成功ですので、変更を有効にするために、Apache を再起動します。
# cd ./apachectl restart
これで終りです。結構長かったですね。うまく出来たでしょうか。