PGP 6.5.8 ckt 日本語版
PGP 6.5.8 ckt 日本語版を配布しています。
現在の PGP 最新バージョンは r3 (2002/10/21) です。6.5.8 からはインストーラで配布ですので、英語版をインストールしておく必要はありません。
PGP 日本語版 情報交換所(掲示板)を設置しました。日本語版に関して何かありましたら、この掲示板か、報告フォーム、私宛てのメールでお願い致します。
下記のところからダウンロードしてください。一応、Norton AntiVirus でウィルスチェックを行ってあります。ベースにしているのは、PGP 6.5.8 ckt - Build:08 です。
本体は、Freeware 版でコンパイルしてあります。ただし、ソースを入手し、「pgp651i\clients\pgp\shared\pgpBuildFlags.h」を編集してコンパイルすれば、Business/Personal Version もコンパイルできるようです。
- 本体 r3 (2002/10/21)
- 本体(ライト版) r3 (2002/10/21)
- PGPfone のみ r1 (2002/05/03)
ライト版は、英語の PDF ドキュメント、Microsoft 共通ファイル (mfc42.dll、mscrt.dll、comctl32.dll) が入っていません。ドキュメントは英語のままなので読まない、Microsoft 共通ファイルは最近の OS (Windows98 以降) を使っているのでいらない、っていう人はライト版の方がサイズが小さいのでおすすめです。
本体のサイズが大きすぎて困るという方は、venona さんがフロッピーサイズに分割したのを用意してくださっているので、そちらからお願いいたします。本体自身もミラーされていますので、こちらのサイトから落とせないときとかも活用ください。
このバージョンで、日本語化した部分は次の通りです。このバージョンは、JIS/SJIS 変換とういう、日本語固有の機能を付加しています。これは、小牧 実 さんが「PGP 5.5.3i漢字コード変換」として公開なさっているものを元に行いました。快諾してくださった、小牧 実 さんありがとうございます。
- メニュー・ダイアログ・String の日本語リソースの追加
- コード中のメッセージを日本語に変更
- JIS で暗号化/署名/検査 機能
- メール送受信時の JIS コード処理
日本語化を行ったモジュールは次の通りです。
- PGPkeys.exe
- PGPlog.exe
- PGPtools.exe
- PGPtray.exe
- 各メールプラグイン
- PGPnet.exe
- SetAdapter.exe
- PGPAdmin.exe
- PGPdisk.exe
- PGPfone.exe
- PGPICQ.exe
r2 より、PGP Japan さんが作成した日本語ヘルプを同梱しています。PGP Japan さん、ありがとうございます。ちなみに、PGP Japan さんのホームページは下記のところにあります。もしかしたら、新しい日本語ヘルプが出ているかもしれません。また、PGPfone 用に、匿名希望さんによるヘルプファイル(英語ですが)を同梱してあります。ありがとうございます。
テストに参加していただいた方々(多いので略 - すみません)、大変ありがとうございます。
英語版に比べ、次の機能が追加されています。
- JIS で復号化と検査 (PGPtray)
内部で文字を JIS コードに変換して、復号化と検査を行います。
- JIS で暗号化と署名 (PGPtray)
内部で文字を JIS コードに変換して、暗号化と署名を行います。
- JIS で署名 (PGPtray)
内部で文字を JIS コードに変換して、検査を行います。
- JIS で暗号化 (PGPtray)
内部で文字を JIS コードに変換して、復号化を行います。
- JIS へ変換 (テキスト ビューア)
ビューア内の文字を、SJIS から JIS コードに変換して表示し直します。このボタンだけでは、クリップボードの中身は変化しません。
- SJIS へ変換 (テキスト ビューア)
ビューア内の文字を、JIS から SJIS コードに変換して表示し直します。このボタンだけでは、クリップボードの中身は変化しません。
- メールプラグインの送受信を JIS で処理
送受信を行う際の PGP による署名/暗号化/検査 の処理を JIS コードとして処理します。NKF32.DLL が無い場合は、デフォルト(SJIS)のまま処理してしまい、見た目にはなにも変わらないので注意してください。
これらを動作させるには、NKF32.DLL というのが必要です。インストーラに含まれていますが、オリジナルは下記の NKF32.DLL の配布ページより入手可能です。
日本語化した際に、いくつかバグがあるのがわかっています。
- セキュアビューアが日本語を表示できない
日本語を含んだ文字を、セキュアビューアで表示しようとすると、文字化けします。原因は分かっていますが、解決が面倒そうなので、放っておいてあります。セキュアビューアで表示させるかどうかは、暗号化時に指定できるので、致命的かも(おいおい)。
- Outlook Express のプラグインの機能が Windows NT 下で調子が悪い
Windows NT/2000 に、Outlook Express のプラグインをインストールし、暗号化/署名をチェックしたまま「送信」とすると、「失敗しました」というメッセージが表示される場合があります。この場合、「送信」をする前のフォーカス(カーソルのある位置)を、本文の場所に移すとかを試してください。「宛先」にカーソルがあったりすると、うまくいかない場合があるようです・・・。
- Eudora 5 で、本文が日本語のメールが必ず PGP/MIME で処理される
原因は分かっているのですが、修正が面倒なので放っておいてあります。要望が多ければ対応します・・・。
- Lotus Notes、Novel GroupWise、Bat プラグインが日本語化されていない
これは、手元でコンパイルできないためです。(Notes は SDK みたいなのが必要で、GroupWise は Delphi5 が必要みたいです。Delphi4 ならありますけど・・・。あ、ダウンロードできるか。そもそも、どう考えてもテスト環境が手に入らないです。個人で Notes やGroupWiseをどうしろと。) それと、Bat プラグインは、Bat 自体が英語圏のメールソフトなので、対応する予定はありません。
- インストール時に一時フォルダが残る
よく分かりませんが、テンポラリフォルダの下にインストールで使うファイルが残る場合があります。見つけたら削除して問題ありません。
- アンインストール後にファイルが残る
場合によって、システムフォルダの下に PGPmn.dll などが残る場合があります。見つけたら削除して問題ありません。
- 一部のパスワード入力ボックスで、IME がオフにならない
どの画面か指摘して頂けるとうれしいです。
- Windows Me で PATH が設定されない
ちょっと、状況がよく分かりません。細かい報告を待っています。
- Windows Me で PGPnet がインストールできる
インストーラが古いため、Windows 98 と Me の判別が出来ません。Me にインストールされる方は、PGPnet をインストールしないでください。
一応、予定していることを書いておきます。全然期待しないでください。
- 上記バグの対応
私のスキルがねぇ・・・。
- 署名時にコメント欄に処理した文字コードを付加
JIS で処理した場合に、Comment: charset=iso2022-jp とかを自動的に付加するようにする。
- 復号化/検査時に、無変換/JIS を自動判別する
無変換でチェックしてみて失敗したら JIS でチェックするればいいのかな? 自動判別するかどうかをプロパティで設定できるようにするとなお可。
- 暗号化/署名時に JIS で処理するかどうかを訪ねる
暗号化時は鍵の選択画面、署名時はパスフレーズの入力画面にチェックボックスを追加する。プロパティで、デフォルトをどちらにするかを設定できるとなお可。
- r3 (2002/10/21)
- Outlook Express、Microsoft Exchange/Outlook、Eudora 3.x メールプラグインを使ってクリア署名した場合にメッセージが空になる問題を修正
- PGPtools などから 128 バイト未満のファイルを復号化すると、「ファイルの終端」エラーが表示される問題を修正
- ファイル名やパス名の文字に 5C が含まれている文字があった場合、復号化できなかったり、不正なディレクトリが出たり、進捗ダイアログボックスが文字化けする問題を対応
- Microsoft Exchange/Outlook で添付ファイルがあった場合に暗号化できない問題を修正
- メールプラグインの暗号化などの進捗ダイアログボックスの文字が化けて表示される問題を修正
- バージョン文字列の設定がうまく反映されなかった問題を修正
- r2 (2002/10/14)
- ベースを ckt Build:08 に変更
- フル版のインストーラに、keygen.avi を追加
- 各プラグインの日本語化部分でメモリー操作が間違っていたのを修正(Outlook とかが、不正な処理でクラッシュしていたのに対応)
- PGPtray で、現在のウィンドウの操作に失敗した場合、クリップボードの内容を復元するように修正(成功時はクリップボードの内容は、処理した結果になります)
- PGP Japan さんの日本語ヘルプを同梱
- 匿名希望さんの PGPfone の英語ヘルプを同梱
- 細かい訳語を修正
- 一部のダイアログのレイアウトを修正
- r1 (2002/05/03)
- r0 (2002/05/01)
- PGP コマンドの日本語化
- インストーラの不具合修正
- r0 (2002/04/28)
- 署名時刻が 9 時間ずれている問題を修正
- パスフレーズの入力時に IME をオフにするようにした
- 日本固有のサーバ情報を追加
- PGP-ICQ を日本語化
- 細かいバグ、誤訳、未訳の部分を修正(多数)
- mfc42.dll/msvcrt.dll がインストールされないのを修正
- PGPdisk、PGPnet のドライバーが必ずインストールされるのを修正
- インストール完了時に必要の時のみ再起動するように修正
- 鍵リングを Application Data なければ My Documents の下にコピーするように修正
- r0 (2002/04/17)
- a から r にしました。(なにを?)
- インストーラをつけました。(ckt 版は IS631 を使っていますが、手持ちは IS55 なので、少し手で修正しています)