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顧問の戯れ言

覚悟を決めよう。どうせ一回では成功しないのだから。

1997年7月28日

まさか、落とせなくなるとは思いませんでしたね。て、何のことだか分からないですよね?(笑)

X-Window を入れるに当たり、問題だったのはビデオカードでした。ヤッパリと言うか何というか、Millenium のドライバは、Slackware には入ってませんでした。まあ、このくらいは予想していたので、Accelerated-X を購入しに、またぷらっとふぉーむに行って来ました。Accelerated-X を知らない人にちょっとだけ説明しますが、これは、Xi Graphics社 という会社が出しているX-Window 用の商用のビデオドライバです。Linux(正確には X Free86)に入っているドライバよりも大抵は性能が良く、またいろいろなビデオカードのドライバをサポートしています。X Free86 がどうしても最新のビデオカードのドライバを用意できないのに対し(Free だからね)、商用で開発しているので、有名なものなら結構新しいビデオカードのものでもドライバが用意されています。最近では、ベータ版ながら、MGA Millenium II のドライバさえあります。

実は、インストール直後に問題が発覚して、Linux の(SlackWareの?)ディレクトリ構造からくるトラブルに、巻き込まれてしまいました。普通、X のディレクトリって、/usr/X11R6/lib/X11/ なんですが、Linux の場合、最後の X11 がリンクファイルで、/var/X11R6/lib へとリンクされています。/var のディスクスペースを、それほど大きく取ってなかったせいで、後々のことを考えると、あまり面白くありませんでした。これを回避する方法はいくつかあったのですが(リンクを張り直すとかね)、結局、/var/X11R6/lib の /usr/X11R6/lib/X11 の下に移してしまいました(笑)。まあ、これが手っ取り早いような気がしたからですね。だいたいなぜ、/var の下に X がインストールされるか理解できない・・・。そういえば、Apache とかも、ドキュメントディレクトリが、/var の下に展開されてたし。

その後、Accelerated-X に付いてくる、Xsetup と言うプログラムで、ごちゃごちゃ設定してから(マニュアルが英語だったが、読む必要さえないほど簡単)、Xaccel と言うプログラムで、テスト表示してみました。きちんと表示されたのですが、マウスが全然効いてないことに気づきました。私のマウスは PS/2 マウスなのですが、ドライバがロードされていないらしく、全く動きません。

そこで、腹をくくってカーネルのコンパイルへと突入しました。最初、make のオプションのどれを使って良いかが分からなくて、make config であの使いにくい設定方法で PS/2 マウスを有効にしてリコンパイルしました。その後、しばらくうまく動いていたんです。そこで、JE をインストールしたり、キーボードの設定を変えたり、Accelerated-X の設定を変えたりしていたら・・・。冒頭の「落とせなくなった」になったわけです。X を上げると、キー入力かが全く効かなくなり、Ctrl-Alt-BackSpace での終了もできなくなったのです。これでは、Linux を Shutdown する事さえ出来なくなります。しかも、頼みの綱の、仮想画面の切り替えをするためのキーさえも効かなくなってしまいました。こうなると、リセットボタンのお世話になるしかありませんね(笑)。結局理由は分からなかったのですが、今は正常に動いてます。

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