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顧問の戯れ言

Apache+PHP/FI+PostgreSQLインストール

1998年1月14日

前回に引き続き、インストールについて話を進めていきたいと思います。

でも・・・。喉元過ぎればなんとやらで、時間がたつと苦労したのを思い出せないものですね。まず、PostgreSQL からインストールしました。最新版をダウンロードして展開した後、日本語化パッチを当てます。説明を見ながら make をかけてコンパイルまで正常に成功しました。問題は、initdb がうまく動かなかったことです。説明にあるとおり、root では、PostgreSQL は動かせません(正確には違うが)。そこで、専用のユーザを作って、普段使用しているユーザから su して initdb をしたら、うまく動かないのです。これでしばらく困りました。普段使用しているユーザは、もちろん root ではありませんが、root グループに属していました。これから su をしたのが悪かったようです。PostgreSQL 専用ユーザでログインし直したらうまくいきました。実は、それ以外にも PostgreSQL のインストールディレクトリのオーナの変更もし忘れていたのですが・・・。

次に PHP/FI をインストールしました。こいつがすごく苦労しました。なんと言っても、どこにファイルがあるか分からなかったのです(やれやれ)。PHP のホームページと思われるところを探し回ったのですが、3.0 しか見つからず、日本語パッチがあるのが、2.0 b12 なのです。1時間くらい探したかな?(ばか) PHP/FI のオフィシャルサイトから「File Archive」を選択し、ファイルをサーチしてください。今日の時点での最新版は、2.0.1 でした。私がインストールしたのは、2.0.0 です。こいつに、日本語パッチを当てたのですが、一部しか当たらず、手動で少しずつ当てていきました。で、make をしたのですが、make 自体はうまくいきました。じつは、この時点で問題が発生していたのですが、このときは気づきません・・・。

最後に Apache のインストールです。PHP/FI 2.0 の日本語パッチに、Apache にモジュールとして組み込む方法が書いてあるので、それに従って make をしたのですが、最後のリンクの段階で、「php ライブラリが無い」と ld に文句を言われました。確かに調べるとどこにもありません。どこにあるかも分かりません。実は、先ほどの PHP/FI のメイクで問題が発生していたのでした。 PHP/FI の make をすると、make の最後に php のライブラリを、Apache のソースディレクトリに直接作成するのです。当然ながら、PHP/FI を make したユーザは、Apache のソースディレクトリに対する書き込み権限がないため、ライブラリの作成に失敗していたのでした。これ、PHP/FI を3回ほど make し直して気づきました。

結局これだけで、丸一日かかりました。こういう作業をすると、いつも思いますが、英語をきちんと勉強しておけばよかった。うまくいかないと、何か方法が間違っているのか、あるいは自分の環境のせいだか分からない。PHP/FI 解説PostgreSQL ML Japanに助けられました。感謝。

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