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顧問の戯れ言

各ツールをバージョンアップ

1998年1月18日

前回2回にわたって話を進めた WebServer は今回はお休みです。結構書きたい内容が増えてきたので、専用のページを作成していきたいと思いはじめました。まあ、出来るか分かりませんが、気長に待ってみてください。と、言うわけで、今回は家の Linux の各ツールをバージョンアップしたいきさつでも書こうかと思います。

今回バージョンアップしたもののリストです。

・readline 2.1.0
・tcsh 6.07
・make 3.76.1
・mtools 3.6
・patch 2.5
・tar 1.12
・libc 5.4.38
・kinput2 2.0f4

こう見ると、結構しましたね。とりあえずのいきさつは、readline のインストールにあります。PostgreSQL についているツールで、psql と言うのがあります。PostgreSQL に対して、対話的に SQL を発行するための Shell の様なものです。Oracle を知っている方ならば、SQL*Plus というツールを思い浮かべていただくと、非常に似ています。で、この psql のプロンプトが、ちょっと貧弱で(とは言っても、SQL*Plus より全然まし)過去に発行した SQL 文の履歴がとれないのです。最近までは、「まあ、そんなものかな」と思っていたのですが、PostgreSQL の README を読んでいたところ、GNU の readline なるライブラリがあると、便利だなどと書いてあるのを見つけました。そこで、こいつを探しだし、インストールすることとなったわけです。

経験的に言って、この手のツールを探すときは、国内の ftp サーバでは、ftp.win.or.jp が一番そろっています。そこで、ここのサイトをいろいろ見ていたら、かなりいろいろなものがあることが分かりました。そこで、いろいろなものをダウンロードしてしまったのです。しかも、このサイトは非常に便利なことが分かりました。FTP サイト検索のページです。なんと、ftp サーバのファイルの検索ができるのです。はっきり言って、このクラスの ftp サーバから、あるファイルを探し出すのは非常に大変です。したがって、こういう検索の出来る機能はすごく便利です。文字列の部分検索しか出来ず、正規表現などは使えませんが、反応もかなり早く、これから重宝しそうです。ただ、ページの雰囲気的から言って、もしかしたら、試験的に動かしているのかも知れません。世界レベルで、有名な ftp サイトと言ったら、sunsite.unc.eduでしょう。このサイトは、いたるところにミラーがあります。たいていは、sunsite というディレクトリが作られて、そこにミラーが入っていると思います。

GNU のツールを Linux にインストールする際に注意することが、一点だけあります。それは、デフォルトディレクトリが /usr/local に設定されていることです。好みの問題もありますが、Linux システムではほとんどのファイルがが/usr の下の各ディレクトリ(share、man、info など)に配置されます。./configure を実行する前に、configure ファイル内の ac_default_prefix の値を /usr に変更しておくと良いでしょう。

各ツールを一つずつ紹介していきたいのですが、夜も更けてしまいましたので、今日はここら辺にさせて頂きます。

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